【北海道一周 15日目】羅臼

 

今日も朝からガッツリ食べておいて、お昼ごはんを抜くパターンでいきます。

朝ごはんは「羅臼の海味 知床食堂」でいただきました。

息子が注文したのは、なまら鮭丼。

 

僕は羅臼海鮮丼を注文しました。

海鮮の量がすごすぎて、なかなかご飯が出てきません。笑

朝からご馳走で、めっちゃお腹いっぱいになりました。

 

その後すぐに向かったのは、知床ネイチャークルーズという会社です。

ここは羅臼のホエールウォッチングで有名なんですよね。

 

僕たちは9時出航のこちらの船に乗り込みます。

 

クジラやイルカが見えるかどうかは、その時の運なので出会えることを祈っておきましょう。

今日は朝から霧が出ていてちょっと不安ですが、そこは経験豊富な船長さんにお任せするしかありません。

こんな感じの最新レーダーを使って、クジラやイルカを探していくんですね。

 

2人のガイドさんと一緒に、僕たちも大海原を見渡します。

 

それでも最初の1時間は、何も見つかりませんでした・・。汗

「まさかこのまま終わるんと違ゃうやろな」

と思ったその時、船長さんが9時の方向にイシイルカを発見。

 

ちっさ・・( ̄◇ ̄;)

遠目にジャンプした時の水しぶきが見えるだけで、ぜんぜんイルカに出会えた気がしません。汗

 

ちなみにイシイルカは時速50km以上のスピードで泳ぐので、水族館では飼育できないそうです。

すぐに水槽にぶつかってしまうので。

 

こういうガイドさんのウンチク話を聞かされても、これで終わりというのは勘弁です。

息子も大海原にクジラがいないか見渡します。

 

それからしばらくして、船長さんがマッコウクジラの気配を感じたみたいです。

エサを獲る時に発するクリック音をキャッチしたとのこと。

 

「頼むから出てきてくれぇ~!!」

 

船に乗っているみんながそう願って待つこと約5分・・、

マッコウクジラが潮を吹くのが見えました。

おぉ~!きたきたきたぁ~!

 

マッコウクジラは潜水の達人で、こうやって何度か潮を吹いた後に、深海に潜っていきます。

その時に大きなしっぽが見えるのが、ホエールウォッチング最高の瞬間なんだそうです。

 

マッコウクジラが潮を吹きながら、僕たちの船に近づいてきました。

めっちゃラッキーやんか (*´ω`*)

 

そしてとうとうクライマックスの瞬間が来ました。

うわっ、めっちゃ近いやん!!

 

ひゃあ~、カッコえぇ~(*´ω`*)

 

マッコウクジラは深海で暮らしているそうで、息継ぎなしで1時間は潜水していられるそうです。

その息継ぎの瞬間を間近で見れたのは、本当にラッキーですね♪♪

2~3年船に乗っているガイドさんも、彼女が見てきた中でいちばん近くで見れたそうです。

 

深海に住むマッコウクジラを見れた記念に、深海水ソフトを食べました。笑

こういうご当地ソフトって、めっちゃ食べたくなるんですよね。

 

続いては、知床の自然と歴史を学ぶために、羅臼ビジターセンターに。

ここには実物大のシャチの骨格標本が展示されています。

海のギャングという異名を持っているだけに、めっちゃ迫力ありますね。

 

さらにヒグマや、オジロワシなどのはく製がいくつも置いてあります。

 

こういった陸の生き物と、海の生き物が一体となって、知床の自然は成り立っているんですね。

人がエサをやったり、外来種を持ち込んだりすると、この豊かな生態が崩れてしまうということを肝に銘じないといけません。

 

さてさて、ここからは羅臼の秘湯を巡っていきます。

最初に訪れたのは、羅臼ビジターセンターの近くにある「熊の湯」。

 

ここは無料の温泉なんですが、あるおっちゃんが管理してくれています。

毎日掃除もしてくれているので、めっちゃ綺麗な温泉です。

 

温泉に入る前に、この十カ条を読んでおかないといけません。

今日はたまたまその管理人のおっちゃんも来ていて、いろいろお話することもできました♪♪

 

温泉はこんな開放的な感じです♪♪

女湯も別にありますが、四方を壁で仕切られているので、ここまでの解放感はありません。

 

お湯がめちゃくちゃ熱いので、ずっと浸かっているのは不可能です。

入っては風に当たり、入っては風に当たりを繰り返していました。

息子は熱すぎて足湯さえもできませんでした。

 

ガイドブックには「無料の温泉」みたいに書かれていますが・・、

寄付箱が置いてあるので、管理してもらっている感謝の気持ち分くらいは入れるようにしたいものです。

管理人のおっちゃんは「旅の人は1円とか10円とか入れていく」と嘆いていましたが。

 

次に向かった秘湯は、海沿いの道をずっと北に上がったところにある「セセキの湯」。

ここは満潮になると、海につかってしまって入れなくなってしまうというワイルドな温泉です。

 

周りの海は冷たいのに、この石で囲んである部分だけがお湯なんですね。

温泉の全貌はこんな感じ。

お湯の温度もちょうどいい具合です。

 

身体をぬくめた後は、天然の水風呂(海)にも自由に入れます。

息子としては海遊びも同時にできるので、めっちゃ気に入ってました。

 

その足で「車で行ける最終地点」まで北上しました。

どうやらここが最終地点みたいですね。

この先も進んでいけそうな気もしますが、先日スタックしたので無茶なことはしないでおきます。

 

ここで地元の人たちが釣りしているのを見つけました。

僕たちも海岸に行ってみることにしましょう。

 

何を狙っているのかを聞いてみると、カラフトマスを釣っているとのことでした。

実際に、今日も大物を釣り上げたそうです。

 

こういう話を耳にすると、息子もやりたくてウズウズしてくるみたいです。

腕前はないのに、意欲だけは一人前にありますからね。

まぁ、釣果は聞いてあげないでください。笑

 

ここから羅臼の中心街に戻る途中に、綺麗な滝がありました。

 

またキツネにも出会いました。

昨日の子はすぐに逃げてしまったけど、今回はばっちり写真が撮れました♪♪

やっぱ知床は自然の宝庫なんだと、改めて感じられます。

 

その足で、「クジラの見える丘公園 展望デッキ」に行きました。

クジラは見えませんでしたが、海の向こうにうっすらと北方領土が見えています。

 

そして晩ごはんは、「刺身定食が旨い」という噂の「四季の味 いわみ」に行きました。

もちろん刺身定食を注文したんですが、「今の時期は刺身はやってない」とのこと・・( ̄◇ ̄;)

 

作れるメニューも限られていて、個人的にはちょっと外れやなと感じました。

で、仕方なく注文したのが焼肉定食。

なんで魚介の宝庫である羅臼で、焼肉なんやと嘆きながら・・。汗

 

味は美味しかったんですが、どこか納得できてない自分もいます。

やっぱガイドブックの情報は、鵜呑みにしたらあきませんね。

 

その後、日帰り温泉に入りに「羅臼の宿 まるみ」に向かいました。

やっぱセセキの湯は海水なので、体を綺麗に洗えませんからね。

 

今日1日を振り返ってみると・・、

焼肉定食はちょっと残念やったけど、間近でマッコウクジラの潜水を見ることができたし、ワイルドな温泉に2つも行けたし、めっちゃ良い1日でした♪♪

明日からまたマイペースで進んでいこうと思います。

 

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