今日は朝ごはんをガッツリ食べることからスタートします。
向かったのは、「ウトロ漁協婦人部食堂」。
漁師さんたちの奥さんが営んでいる食堂で、人気がありすぎていつも朝の早い時間に閉店になってしまうんです。
絶対に行きたいお店だったので、開店と同時に立ち寄りました。
僕が注文したのは、ほっけ定食。
こんなに脂が乗って、プリップリのほっけを食べたのは初めてでした!
この町の漁師さんの食卓では、いつもこんなに美味しいほっけを食べてるんですね♪♪
腹ごしらえをしてから向かったのは、オシンコシンの滝。
岩肌を滑り落ちる大迫力の滝です。
間近で見られるので、天然のクーラーみたいでめっちゃ涼しいです♪♪
末広がりに流れていく形も美しいですね。
オホーツクの風を感じながら、食後のコーヒーを飲んで・・
ここから知床の大自然を味わいに、車で山を登っていきます。
途中にはこんな看板が。
よく見かけるのは「熊出没注意」という看板ですが、ここ知床では「Bear Country(熊の国)」なんですね。
「熊の住んでいる国に、人がお邪魔させてもらう」という謙虚な姿勢が大切だという訳です。
今から「知床五湖ウォーキング」をしますが・・、
その前にもヒグマを引き寄せない方法と、もしヒグマに出会った時の対処法のレクチャーを受けました。
そしてさっそく森の中を歩いていきましょう。
手を叩いたり、声を出したりして、ヒグマに人間の存在を知らせるように歩いていきます。
知床五湖を周るコースは、約90分ほどかかります。
手付かずの大自然を五感で感じながら、そして動物の気配を感じながら、ゆっくり歩いていきます。
大自然の森なんですが、不思議と蚊とかはほとんどいないんですね。
森の香りがめっちゃ深くて、マスクを外して深呼吸するとめっちゃ気持ちいいです。
ここ最近は、毎日のようにヒグマの目撃情報が寄せられているそうなので、注意しながら歩いていきます。
写真に撮りたい気持ちもありますが、やっぱり出会いたくはないですね・・。
この黒い岩を見た瞬間は、一瞬ヒグマかと思ってビビりました。汗
こんな至近距離で出会ってしまったら、さすがにヤバいですからね。
一時間も歩いていると、なんか体が元気になってきた気がします。
森の癒しのパワーのおかげですかね。
同じような写真が続いてしまいましたが、こうしてやっと5つの湖を周り終えました。
ヒグマと人が共存する森を歩くっていう、貴重な体験をさせてもらいました。
しかし貴重な体験という意味では、次に向かった「カムイワッカの滝」の方が凄かったです。
この滝、一見するとショボそうに見えるんですが・・、
実は、こうやって岩肌を登っていけるんです (*´ω`*)
しかも流れてくる水は、30℃くらいのぬるま湯なんですよね♪♪
そしてこの滝のところどころに岩の窪みがあって、そこが温泉みたいになっています。
次第に急斜面になっていきますが、それでも滝をどんどん登っていきましょう。
そして登り切ったところで、パンツ一丁になってぬるま湯の温泉につかりました♪♪
大自然の中でつかるカムイワッカの湯は最高に気持ちいいですね。
僕も写真ばっかり撮ってる場合じゃありません。
ちゃっちゃとパンツ一丁になって、天然の温泉を楽しみます (*´ω`*)
これはてっぺんの窪みから数えて、2つ下ったところにある大きな窪みです。
大人の僕が立ってもこのくらいの深さがあって、自然の打たせ湯とかもめっちゃ気持ち良かったです。
酸が強い水質らしく、ケガをしているところはちょっとピリッとします。
でもお湯も綺麗ですし、プールみたいで楽しいので、1時間ほどパンツ一丁で遊んでいました。
その後は知床の大自然の中、ドライブを楽しみました。
走っていると、ついつい写真を撮りたくなるようなポイントがいっぱい出てくるんですよね。
まだ知床半島の半分しか周っていませんが、まさに「日本最後の秘境」と呼ぶにふさわしい景色の連続でした。
今日もいい具合に運動したので、温泉で汗を流しましょう。
向かったのはウトロの町中にある「夕陽台の湯」。
そしてさっぱりした後で、近くにある夕陽台に向かいました。
ここから見える夕日も綺麗なんだそうですが、まだちょっと時間が早かったですね。
そして晩ご飯は、「漁師の店 かにや」。
「かにや」というだけあって、生け簀にはめちゃくちゃ立派なカニがたくさんいます♪♪
僕が注文したのは、ここの漁師さんが今朝に獲ったネタを盛り合わせた五色丼。
オホーツク海の厳しい自然が育んだ海鮮たちは、ぜんぶめっちゃ美味しかったです!!
しかもこのお店がいいのが、カウンターの大きな窓ガラスを開けると・・、
オホーツクの海が一面に広がってるんです。
潮の香りと風を感じながら、獲れたての海鮮を食べるなんて、これほど贅沢な食べ方はないですよね♪♪
海の恵みに感謝しかありません (*´ω`*)
お腹いっぱいになってお店を出ると、ちょうど空がピンク色に色づいてきました。
「なんちゅう綺麗なピンク色なんや!」ということで、ディフェンダーとパチリ。
ここからは明日に周る、羅臼に向かって走っていきます。
知床峠を超えていくんですが、ここは野生の動物の宝庫でした。
シカの可愛い親子に出会ったり・・、
写真には撮れなかったけど、キツネに出会えたり、
めっちゃでっかい角をもったエゾジカに出会ったり・・。
暗闇だったのでぜんぜんピントがあっていません。汗
シカは急に飛び出してくるので、特に暗くなってからは注意して運転しないといけません。
あ、せやせや、僕たちの方がシカの国にお邪魔させてもらってるんやったわ・・。
この謙虚な姿勢を忘れずに、ゆっくりマイペースで運転しないといですね。