今日は元奥さんと会う「最後の日」になりそうです。
しかも会う場所が、家庭裁判所という・・( ̄◇ ̄;)
実は、息子が来春から中学生になるんですが、そのタイミングで息子は元奥さんと暮らすことが決まってるんです。
それは息子の意思はもちろん、双方で円満に話し合った上で決めたことなんですが・・、
親権を移すためには、揉め事とか一切なくても家庭裁判所での書類手続きが必要らしいんですね。
で、約4年ぶりに会うにあたって、ふと気づいたことがあるんです。
それは元奥さんに対して、「自分の非を認めて、ちゃんと謝ってないなぁ」ということです。
離婚して別れる際に、「今までありがとうな」とお礼の言葉は伝えましたが・・、
それも「子供たちがスムーズにお互いの家を行き来しやすいように」という計算があってのことで、心から感謝していたのかどうかは疑問が残ります。
しかも離婚の原因の多くは、元奥さん側にあると思っていたので・・、
僕が謝るなんてことは、微塵も考えたことがありませんでした。
そんな僕がなぜ謝りたくなったのか?
それは離婚してしばらく経った頃に観た「WAR ROOM ~祈りのちから~」という映画の内容を思い出したからです。
夫の傲慢な態度と浮気疑惑に悩んでいる妻が、おばあさんに祈り方を教えてもらって、現実に不思議な変化を起こしていくストーリーです。
また最近、「ファイアー・ストーム ~FIREPROOF~」という映画も観ました。
こちらも夫婦関係が上手くいかない夫が、お父さんの教えで夫婦愛を取り戻そうと必死にもがくストーリーです。
で、どちらの作品にも共通していたのが・・、
「夫婦関係が上手くいかないのは相手のせい!」と思い込んでいたことです。
これって、離婚した当時の僕とまったく同じ思いやん (´д`|||)
でもそんな僕自身も、神様の視点から見たらぜんぜん「完璧な人間」じゃありません。
それどころか、出来ていないことや至らないこと、間違ったことだらけの罪深い人間です。
そのことに気づいた時に無性に恥ずかしくなって、神様に心の中で謝ったんですよね。
神様に対しては、不思議なくらい素直な気持ちで謝ることができました。
だって、どれだけ嘘をついたり、自分を正当化したり、言い訳したりしても・・、
全知全能の神様には、僕の心の中がすべてお見通しやからです。
「いい人のフリをしても、神様にはぜんぶバレてるんやな」と思ったので、ありのままの自分をさらけ出すことができたんですね。
「僕は元奥さんに寄り添えていないダメな夫でした。」
「僕はお金の面でも迷惑をかけて、最低な夫でした。」
「僕は元奥さんの悪いところばっかり見て、批判していました。」
「僕は家事も任せっきりで、感謝の気持ちも伝えてませんでした。」
「僕はずっと自分の方が正しいと思い込んでいました。」 …etc
これこそが、心に蓋をして見ないようにしていた僕の本音でした。
あぁ~、ホンマは自分の悪いとこも自覚していたのに、それでも「悪いのは自分じゃなく元奥さんや!」って言い張ってたんやな・・ (´д`|||)
なんてしょーもない男なんやろ。汗
そうしたら僕の心の中に、今まで考えたこともなかった「ある思い」がふと浮かんできたんです。
「神様に素直に謝ったように、元奥さんにも素直に謝りたい。」
今までの僕なら絶対に浮かんでこない思いなので、これはきっと「そうしなさい」という天からのメッセージなんでしょうね。
そんな訳で今日、家庭裁判所での手続きが終わった後に、ちょっと時間をもらって2人でお茶することにしました。
こういう時でも相変わらず甘党の僕です♪♪
そして「気づくのに何十年もかかってしまったけど」と前置きした上で、僕の悪かったところを洗いざらい謝ったんです。
元奥さんは「急にどうしたん?」とめっちゃ驚いた顔をして聴いていました。
話の途中で、過去のことをいろいろ指摘されたりもしましたが・・、
自分を正当化することも、反論することも、相手の悪い部分を指摘することもなく、心から「僕が悪かった」と謝ることができました。
今さら僕がどれだけ謝ったところで、元奥さんが僕のことを許してくれたかどうかは分かりません。
・・って言うか、「元奥さんに許してもらいたい」とか、そういうことを期待してた訳でもないんですよね。
ただただ素直に謝りたかっただけなんです。
相手がどんな反応をしようが、どんなに批判されようが、それはそのまま受け止めるつもりでいたので。
これって、僕が神様に許してもらって、本気で悔い改めたからこそ・・、
その反省した気持ちを、自分の納得できる形で行動したくなっただけなのかも知れないですね。
自分で納得するための自己満足の行動やったようにも思えます。
うーん、こういうのって「御心にそった行動」なのか、それとも「単なる自己満足の行動」なんやろか?
生まれて1カ月も経たないベイビー・クリスチャンの僕には、正直どっちなのかよく分かってません。
でも1つ確実に言えるのは、僕の心はふわっと軽くなって、平和な感覚が満ち溢れていることです。
元奥さんと最後に会うタイミングで、このような機会を作ってくれた奇跡に心から感謝しています。